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  • tomotomo1965

狭き扉、開かれた扉を通って

マスターを見つけることは非常に稀だ。

非存在となった存在を見つけることは稀だし、

ほとんど不在である存在を見つけることは稀だ。

神性なるものへの単なる扉である人、

神性なるものへの開かれた扉…

あなたの邪魔をせず、

あなたが通れる扉である人を見つけることは稀だ。

『反逆の軌跡』(​ヴァサント・ジョシ著 宮川義弘訳 市民出版社)より

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神性なるものへの単なる扉である人

その人は、その扉を通る人々をあれこれと

分け隔てることはないでしょう。

 

分け隔てるものは、その扉を通る人々の中にあります。

扉を通る人々は、分け隔てのないその扉の前で

自らが「心」だと思っているものが生み出す

偏見、憎悪、嫉妬のために苦しみます。

 

「心」や「愛情」だと思い込んでいたものが

じつはそうではない。

それを見抜くのは純粋な心を持つ者だけなのです。

そうした心こそが稀なるものと言えるでしょう。

稀なる心を持つ者だけが、

マスターの扉を楽に通り抜けることができるのです。​

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